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しとやかな誘惑

牧師の娘として生まれたチャリティは、亡くなった母のかわりに家を切り盛りし、弟の面倒もみてきた。
その弟が、オーストラリアで消息不明になった!チャリティは手がかりを求めて、イギリスから南半球へ飛ぶ。
だが、弟のボスだったケインは彼女を冷たくあしらった。
すてきな男性だけれど、彼はなにかを隠しているわ。
あきらめきれずに街へ出て、情報を集めるために慣れない酒を飲む。
目覚めると見知らぬ寝室にいた。
目の前にはケインが立っている。
チャリティは愕然とした。
私がなぜこんなところに?上司のマーカスの前で、キットはずっと地味でお堅い秘書を演じてきた。
本当は、やぼったい眼鏡をはずし、ひっつめた髪を下ろして、ありのままの姿を知ってほしいけれど、そんなことをすれば彼への恋心まで見透かされてしまう。
それに私には、ほかにも秘密がある……。
ところがある日、キットのジレンマを吹き飛ばす出来事が起こった。
マーカスが突然こう言ったのだ。
「今度の週末は、君と一緒に過ごすことにしたよ」チャーリーは初めて訪れたイタリアで途方にくれていた。
小さな港町のアパートメントを祖母から相続した彼女は、そこを訪ねる途中で、道に迷ってしまったのだ。
そのとき、マリーナにいる男性が目に入った。
今まで見たこともないほどハンサムでセクシーな男性だ。
話しかけると、彼はマッシモと名乗った。
彼の案内でアパートメントにたどりついたものの、中に入ることができない。
「よかったら僕の家に泊まらないか」マッシモが言った。
いかにも危険な感じがする彼の厚意に甘えていいものかしら?新婚当初、ドミニクはわがままばかり言って夫を困らせた。
年上で経験豊かな彼にいつも引け目を感じていたし、いつ捨てられるかもしれないと、びくびくしていたせいだろう。
でも今のわたしならアンドレアスに堂々と向き合い、もう一度やり直す自信がある。
彼女は決意を胸に、彼のもとを訪れた。
「ひと月いっしょに暮らして、二人の可能性を確かめたいの」アンドレアスは驚いたようにこちらを見つめている。
無理もない。
離れて暮らしていた間に、わたしはすっかり生まれ変わったのだから!ジャック・テンプルとはいったい何者なの?埃まみれの汚い出で立ちで現れたその背の高いアメリカ人は、これまでオックスフォードで静かに過ごしてきたドロシアの人生をあっという間に変えてしまった。
高名な考古学者の父をいきなり泥棒呼ばわりしたかと思えば、ドロシアを強引に聖遺物探しの旅に連れ出し、あげくの果てに唇まで奪って……。
でも、こんなにわくわくすることって今まであったかしら?彼女は自分の心に問いかけた。
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